チケットサンライズ

アダム・パスカル アコースティックライブ

2023.9.8(金)〜 2023.9.10(日)

I’M A SHOW (アイマショウ)

当日券情報

全公演・当日券の販売を実施します。
詳細は以下よりご確認をお願い致します。

■販売時間:各公演の開演45分前より販売開始

■場所:劇場「当日券」窓口

■金額:全席指定¥11,000(税込)

■支払い方法:現金のみとなります。

また、各回開演時間までプレイガイド(イープラス、ぴあ、ローソンチケット)からも購入が可能です。

詳細

『RENT』初代ロジャー役を務め、トニー賞最優秀主演男優賞にノミネートされたブロードウェイを代表するミュージカルスター

アダム・パスカルが8年ぶりに来日!!

 

『RENT』のオリジナルのロジャー・デイヴィス役や、「アイーダ」のオリジナルのラダメス役をはじめ、現在もブロードウェイ「PRETTY WOMAN」全米ツアーにエドワード・ルイス役で出演するなど、活躍し続けているアダム

今回は、これまでの出演作品をアコースティックギターによる弾き語りで観客と共に振り返る特別ソロライブ

ファン必聴のセットリストをお届けします!

 

★アダム・パスカル アコースティックライブ 初日レビュー★

 

ギター1本と魂の歌声で紡がれる至福の90分

 

 

ミュージカルの舞台で活躍するプレイヤーは大きくふたつに分けられる。ひとつは幼い頃からステージでの成功を夢見てレッスンを積んできた者。もうひとつはふとしたきっかけで舞台に立ち、瞬く間にスターになった者。アダム・パスカルは後者だ。

 

ここでは彼のストーリーを紐解きながら、9月8日(金)に有楽町のI‘M A SHOW (アイマショウ)にて初日を迎えた<アダム・パスカル アコースティックライブ>のレビューを綴っていきたい。なお、本稿ではセットリストやインタビューコーナーの内容に深く触れている旨、あらかじめご留意いただければ幸いである。

 

アコースティックギターと譜面台が置かれた舞台。笑顔で登場したアダムが最初に歌ったのは『ジーザス・クライスト=スーパースター』からのナンバー「Heaven On Their Minds」。イスカリオテのユダが師であるジーザスに届かぬ胸の内を吐露する楽曲だが、アコースティックギターの響きはロックのサウンドとひと味違う透明な印象をもたらしてくれる。

 

続いて2曲目は『春のめざめ』より「Song of Purple Summer」。10代の少年少女の抑圧された学生生活を描いた本作の楽曲をアダムは愁いを宿した声でザラっと歌う。それはまるで失われた時を呼び戻しているかのようだった。その繋がりなのか、3曲目は「Memory」。いわずと知れたミュージカル『キャッツ』で娼婦猫のグリザベラが過去の日々を想いながら歌い上げるナンバーである。

 

そこからは2曲を挟んでのインタビューコーナー。立花裕人氏の進行でアダムのトークが繰り広げられたのだが、彼が語ったエピソードが非常に面白かった。さて、ここでもう1度お伝えするが、ここからはトークの内容にも触れていくのでご注意いただきたい。

 

 

 

じつはアダム、代表作でもある『RENT』に出演する以前はまったくミュージカルに興味がなかったそう。ではなぜ彼がオリジナルキャストとしてロジャーを演じることになったのか。その鍵を握っていたのが『RENT』モーリーン役に早い段階で決まっていたイディナ・メンゼルである。

 

なんと、アダムとイディナは9歳からの幼馴染で(スクールバスにも一緒に乗っていたご近所さん!)、1995年、所属していたバンドが解散になったアダムにイディナが「絶対あなたに向いている役だから」とロジャー役のオーディションを薦めたそう。その後、演出家、マイケル・グライフによる4度のコールバックを経て、無事アダムはロジャー役に決定。イディナ・メンゼル、まさかエルファバやエルサになる前に“魔法”を使っていたとは!

 

そんなミュージカルファンにはたまらないエピソードが飛び出し客席が湧いた後にアダムがチョイスしたのはU2。『RENT』じゃないんかーい!と思ったのもつかの間、続いて歌ってくれたのが『RENT』からロジャーのナンバー「One Song Glory」だ。1996年2月にオフ・ブロードウェイで上演され、約2か月後にはオン・ブロードウェイに乗って、あっという間に世界中の観客から熱狂的な支持を得た『RENT』。そのオリジナルキャストの歌をこの濃密な空間で聴ける喜びといったら……!

 

次いで『キャバレー』からの2曲。「I Don’t Care Much」と「Maybe This Time」。ジョン・カンダーの楽曲をアコースティックギターの演奏で聴けるのもなかなかレアかもしれない。彼が本作でMC役を務めたver.を観られなかったのが悔やまれる。

 

 

インタビューコーナー第2弾ではこれもアダムの代表作『アイーダ』からのエピソードが披露された。シカゴでのトライアウト公演時に、終盤でアイーダとラダメスが入った棺が空中に浮くという演出があり、その棺が途中で落下するアクシデントがあったそう。ザワつく劇場内にテクニカルディレクターの冷静な声で「お医者様はいらっしゃいませんか?」と放送が入り、若い女性医師が手を挙げてくれたものの、彼女は“専門外”だったとのこと。その医師の専門分野が歯科だったのか眼科だったのかも気になるところだが、大きな怪我にならず本当に良かった。この件を受けてか、日本での劇団四季上演版でも棺が浮く演出はカットになっている。

 

 

続いてのナンバーはアダムが『アイーダ』オーディションの時に歌ったビリー・ジョエルの「Vienna」。アルバム収録の比較的マイナーなナンバーだが、郷愁を誘う声が彼のルーツのひとつ、ウィーンへと観客をいざなう。そしてお待ちかねの『アイーダ』より「Elaborate Lives」。エジプト軍を率いるラダメスとヌビアの王女・アイーダ……敵同士であるふたりが反発し合いながらも次第に心を通わせ、初めて結ばれる時に歌われる楽曲だ。本来は途中からアイーダの歌が入りデュエットになるのだが、今回はアダムのソロ。このバージョンも染みる。

 

 

続いて彼が出演したミュージカル2作品からのナンバーと(2曲目はちょっと意外な選曲!)アダムが尊敬するアーティスト、エルトン・ジョンの「Your Song」と優しい時間が流れて、エンディングはもちろん『RENT』の「Seasons of Love ~Finale B」。おそらくほぼすべての観客が心の中でアダムと一緒に歌っていたのではないだろうか。

 

ミュージカルナンバーが歌われるコンサートはバンドやオーケストラの演奏で構成されることも多い。が、本公演は濃密な空間でアダム・パスカルがアコースティックギター1本で演奏し、ひとりで歌うライブだ。ミュージカル作品の世界観そのものがぶわっと眼前に広がるナンバーもあれば、独自のアレンジにより、オリジナルとは響きが異なって聞こえる楽曲もある。このふたつの表現の融合は彼がロックバンドの世界からミュージカルの舞台に飛び込んだことにも起因するのだろう。

 

 

私はアダム・パスカルの声に強く惹かれる。いわゆる“美しい声”とはひと味違う、ザラつきがありソウルフルな唯一無二の歌声。あの歌声を客席数約400の空間で全身に浴びられたのはとても幸福な体験だった。まさに“No Day But Today”な90分!

 

アダム、あなたが「前世はサムライだったかもしれない」と語るほど日本を好きでいてくれるのと同じくらい、私たちもあなたのことが大好きだよ。最高の時間をありがとう!

 

 

取材・文 上村由紀子(演劇ライター)

写真      (C)福岡諒祠(GEKKO)

 

 

【インタビュー動画公開!】

日本への想い、『RENT』について、今回の公演がどんなものになるか語ってくれました!

視聴はコチラ

 

 

≪アダム・パスカル プロフィール≫

アダム・パスカルは、「RENT」のオフブロードウェイ、ブロードウェイ、ロンドン公演で、オリジナルのロジャー・デイヴィスを演じ、トニー賞にノミネートされました。また、2005年の映画化作品でも同役を再演しています。ブロードウェイの「AIDA」ではラダメス役を演じ、ラウンドアバウトの「CABARET」では最後のMC役を務めました。ブロードウェイでは、「MEMPHIS」のヒューイ・カルフーン、「CHICAGO」のビリー・フリン、「DISASTER!」のチャド、「SOMETHING ROTTEN」のウィリアム・シェークスピア、「PRETTY WOMAN」のエドワード・ルイスなどに出演し、また、ロイヤル・アルバート・ホールで上演された「CHESS」のフレディ・トランパー役は、ジョシュ・グローバンやイディナ・メンゼルとともに出演し、DVDも販売されています。大ヒット映画「SCHOOL OF ROCK」のテオ役でスクリーンに登場し、カルト的人気を誇る「SLC PUNK」のエディ役や、ホラー映画監督ダーレン・リン・バウズマンのミュージカルスリラー「THE DEVIL’S CARNIVAL ALLELUIA」のエージェント役を演じています。現在、ブロードウェイの「PRETTY WOMAN」の全米ツアーにエドワード・ルイス役で出演しています。

 

主催 サンライズプロモーション東京

日時

9月8日(金)19:00 開演

9月9日(土)13:00/17:00 開演

9月10日(日)13:00 開演

※開場は開演の45分前

※楽曲は急遽変更になる可能性がございます。

 

会場:I’M A SHOW(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン 別館 7F)

チケット発売日
2023年7月22日(土) 10:00
金額

全席指定 ¥11,000(税込)

※入場時、別途ドリンク代600円をお支払い頂きます。

※未就学児入場不可

備考

・チケットご購入後の、キャンセル・変更・払い戻しはできません。
・車椅子スペースをご希望のお客様は、チケット購入後にサンライズプロモーション東京へご連絡ください。

 

≪アダム・パスカル アコースティックライブ 公演インフォメーション≫

ご一読の上、ご来場をお願い致します。

■上演時間

約90分予定(休憩なし)

 

開場時間

各公演、開演の45分前となります。

開演時間間近になりますと、建物エレベーターおよび入場口が混雑いたします。お時間に余裕をもってご来場ください。

 

■ドリンクについて

ご入場時に、別途ドリンク代600円を頂戴いたします。

お1人につきワンドリンクとなりますので、現金または交通系ICカードでお支払いください。

ロビー内のカウンターにて、ドリンク券とお飲み物をお引替えいたします。

お座席へのお持ち込みも可能です。各お座席のドリンクホルダーをご利用ください。

 

【注意事項】

・劇場のカップに入れてお渡しするドリンクについては、飲食後にカップを必ず回収させて頂きます。

ドリンクカウンターまでお持ちください。

・終演後のドリンク引換も可能です。

 

プレゼント・面会などについて

出演者に対してのお祝花や差し入れなどのプレゼントのお預かりはお断り申し上げます。

出演者への出待ち、入待ちはご遠慮くださいますよう、お願いいたします。

また出演者を劇場周辺、駐車場等でお待ちいただくこともご遠慮ください。

 

■車いすでのご来場について

車椅子でお越しのお客様は、公演日前日までにサンライズプロモーション東京(0570-00-3337 平日12:00~

15:00)へご連絡ください。

 

公演に関する注意事項

・本公演のチケットの無断有償譲渡は禁止とさせていただきます。

・上演中の写真・動画撮影は固くお断りいたします。

・公演が中止となる場合を除き、チケットのキャンセル・変更・払い戻しはいたしません。

お問い合わせ

サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 (平日12:00-15:00)

アクセス

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  • セブンイレブン店頭
    (Pコード:246-773)

  • ローソン/ミニストップ店内(Loppi)
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なお、公演の延期や中止、払い戻しに関する情報は、
弊社ホームページ、もしくは公演の公式HPにて随時更新いたします。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

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