<作> アントン・チェーホフ
<上演台本・演出> ケラリーノ・サンドロヴィッチ
<出演> 天海祐希 井上芳雄 大原櫻子 緒川たまき 池谷のぶえ 峯村リエ
藤田秀世 山中崇 鈴木浩介 荒川良々 山崎一 浅野和之 ほか
<日程> 2025年1月18日(土)~1月26日(日) 全11公演
<席種・料金> S席:12,000円 A席:9,000円(全席指定・税込)※小学生未満のお子様はご入場いただけません。
【上演台本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント】
11年かけてSISカンパニーとの共同作業を続けてきたチェーホフ四大戯曲の上演がついに完結する。
掉尾を飾るに相応しい舞台に仕上がってるはず。キャスト、スタッフと共に、そりゃもう、頑張りました。
天国のチェーホフを小躍りさせてみせましょう。
【天海祐希 コメント (ラネーフスカヤ夫人)】
チェーホフ戯曲を演じるのは初めてです。
以前は、もっと難解で高尚なイメージをもっていたのですが、ここに出てくるのは不完全で愛おしい人ばかり。
大きな時代の流れの中で、誰もが皆一生懸命生きているんだと思うと胸が熱くなります。
それにしても、ご一緒の皆さん、本当にすごいメンバーばかりで、どこを見ても面白いんですよ。
また、KERAさんに演出を受けるのも初めてなのですが、厳しくも優しい方で、毎日が楽しく勉強になることばかりです。
こんな受け取り方や表現の仕方があるんだなと、KERA版「桜の園」を楽しんでいただけたら嬉しいですね。
【井上芳雄 コメント(トロフィーモフ)】
派手な出来事は描かずに、その前後の状況や人々の変化を描いていくのがチェーホフ戯曲の作風ですが、
そこにすべてのドラマがあるという見せ方は、自分にとって大きな発見でした。その周辺に何があるのかを探ることは、
芝居でも人間を考える上でも重要だと思います。120年前に書かれた戯曲ですが、世の中のすべての人間のタイプが登場し
ているのでは、と思うくらい多種多様な人物が出てきます。それがチェーホフが世界中で上演され続けている理由かもしれま
せん。これが喜劇なのか悲劇なのか、観客の皆さんも見終わった後に楽しく思いを巡らせてみてください。
【『桜の園』 STORY】
19世紀末のロシア。桜の木々に囲まれた、もはや没落している貴族の屋敷に、長く外国に滞在していた
女主人ラネーフスカヤ夫人(天海祐希)が、迎えに行った娘のアーニャ(大原櫻子)と家庭教師シャルロッタ(緒川たまき)と
共に数年ぶりに戻ってきた。兄のガーエフ(山崎一)、留守中の屋敷を切り盛りしていた養女のワーリャ(峯村リエ)や
老僕フィールス(浅野和之)は再会を喜ぶが、実は屋敷の財政は火の車・・・。この家の元農奴の息子で、今は商人として
頭角を現しているロパーヒン(荒川良々)は、かつての主家を救おうと救済策を提案するが、ラネーフスカヤ夫人や
ガーエフは現実に向き合えず、浪費を繰り返す。そんなことを知ってか知らずか、隣の地主ピーシチク(藤田秀世)は
借金を申し込む。屋敷の事務員エピホードフ(山中崇)は、小間使いのドゥニャーシャ(池谷のぶえ)に求婚しているが、
当人は外国帰りの夫人の従僕ヤーシャ(鈴木浩介)に夢中だ。そして、夫人の亡き息子の家庭教師だった大学生トロフィ
ーモフ(井上芳雄)は、来るべき時代の理想像を、アーニャに熱く語っている。
様々な人間ドラマが繰り広げられる中、ついに抵当に入れられていた領地が、競売にかけられる日がやってきた。
果たして、「桜の園」と呼ばれる屋敷の運命は…?
<お問い合わせ> サンライズインフォメーション 0570-00-3337(平日12時~15時)
アクセス
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