STORY
『十二人の怒れる男』
父親殺しの罪で起訴された18歳の少年。12人の陪審員たちは、ほぼ全員が「有罪で間違いない」と確信したまま陪審員室に集まり、評決を下そうとしている。
最初の投票で、ただ一人だけ「無罪」に票を投じた陪審員の一言が、すべてをひっくり返す。「合理的な疑いが残る以上、簡単に有罪は決められない」――。その異議申し立てをきっかけに、早く終わらせたい陪審員たちの苛立ちは怒りへと変わり、密室の空気は一気に緊迫していく。
目撃証言、凶器、事件をめぐる証拠。完璧に見えた証拠の数々が、議論の中で一つずつ崩れ始め、評決は少しずつ予想外の方向へと転がっていく。やがて議論は事件そのものを超え、陪審員たち自身の過去や感情、思い込みまでもを巻き込みながら、激しさを増していく。言葉だけで火花が散る、逃げ場のない心理戦。この密室で、12人はどんな答えにたどり着くのか――。
【作】レジナルド・ローズ
【翻訳】小田島恒志・小田島則子
【演出】松森望宏




